LiDAR向けレーザー保護メガネ|光響
LPG-GIR-2

レーザー保護メガネとは、レーザー光用遮光保護メガネの略称であり、レーザー光から目を保護するレーザー専用のメガネです。ご使用のレーザー波長に対して透過率の低いレーザー保護メガネをご使用ください。
レーザー医療分野でも多くご利用いただいております。レーザー保護メガネもレーザーによる損傷を受ける場合がありますので、レーザー保護メガネを着用中でも、レーザー光を直接のぞきこまないでください。

特徴

  • リーズナブルなレーザー保護メガネ
  • 高水準の光学濃度(OD値)
  • 波長・レーザーの種類に合わせて選べるラインナップ
  • 保管ケース付き

LPG-GIR-2

LPG-GIR-2 の仕様

LPG-GIR-2
対象波長 900 ~ 2400 nm
可視光透過率(VLT) 75 %
波長と光学濃度(OD) 810 – 870 nm:OD3+
870 – 950 nm:OD4+
950 – 1000 nm:OD5+
1550 – 2300 nm:OD5+
2850 – 11000 nm:OD4+
1010 – 1550 nm:OD7+
※ ファイバーレーザー・YAGレーザーを用いるレーザー加工作業時、OD7の光学濃度で利用者の眼を安全に保護するとともに、高い視認性(可視光透過率75
%)により暗い現場での利用や保護メガネを着用したまま周辺視界の確認が可能です。
(価格 : ¥29,000 (税抜き)、他社類似製品よりお求めやすい価格にしました)

レーザー保護メガネの光学濃度(OD値:Optical Density)について

OD値とは吸収度合いを対数で示した値です。
レーザー保護メガネのOD値が高いほど、レーザー光の透過率は低くなります。

すなわちレーザー光の特定波長を遮るレーザー保護メガネは、OD値が高くなるほど目にとって安全になります。
ご使用されるレーザー機器出力に対し、保護メガネ透過後出力が1 mW以下となるOD値に対応した製品を選定下さい。
例:CW 1 kWレーザーの場合、OD6

技術データ

光学濃度(OD値) 減衰率 透過率(%) 遮へい率
0 0 100% 0%
1 1/10 10% 90%
2 1/100 1% 99%
3 1/1,000 0.1% 99.9%
4 1/10,000 0.01% 99.99%
5 1/100,000 0.001% 99.999%
6 1/1,000,000 0.0001% 99.9999%

VLT(可視光透過率)について

VLTとは可視光の透過率を示します。
人間の目には、VLTの数値が高いほど明るく見え、低いほど暗く見えます。

レーザー保護メガネの選定ガイド

レーザー波長とレーザー保護メガネのOD値と製品型番

レーザーの波長と、必要なOD(Optical Density)値を元に、レーザー保護メガネの型番(LPG-XX)をお選びください。
例えば、お使いのレーザーの波長が355 nm、532 nm、1064 nmの3波長ある場合は、LPG-GIが適しております。
レンズ選定表

参考:レーザーのパワーとレーザー保護メガネのOD値

保護メガネ透過後のレーザー出力が、1 mW以下になるように、OD(Optical Density)値をお選びください。
例えば、波長1064 nmのレーザーのパワーが100 W(緑線)のとき、1 mW以下にするためには、OD値が5以上のレーザー保護メガネが必要となります。
もし、お使いのレーザーの波長が355 nm、532 nm、1064 nmの3波長ある場合は、LPG-GIが適しております。

レーザーパワーの減衰グラフ
安全基準(クラス1もしくはクラス3R)になるODとレーザーパワーの減衰グラフ

  • 波長400 nm以上のレーザーの場合、レーザー保護メガネによって、1 mW以下まで減衰させればbetter
  • 波長400 nm以下のレーザーの場合、レーザー保護メガネによって、10 μW以下まで減衰させればbetter

参考:レーザー保護メガネの選定ガイドの補助図

例えば、こちらは「IEC 60825-1:2007」に基づいたレーザークラスの図です。
Class 3Rと見なされるレーザーのパワーは、青色の線で示されているように、波長によって変わります。
Class 2と見なされるレーザーのパワーは、約380 nm〜780 nmでは、1mWの一定値になります。可視光をご利用の場合はClass2以下を目安としてください。
Class 1と見なされるレーザーのパワーは、緑色の線で示されているように、波長によって変わります。
少なくともClass 3Rの青線より低いパワーになるように、レーザー保護メガネをお選びください。

光響では、
波長400 nm以上のレーザーの場合は、1 mW以下まで減衰させればbetter 、
波長400 nm以下のレーザーの場合は、10 μW以下まで減衰させればbetterと考えております。

波長毎の出力基準 波長毎の出力基準です。
少なくとも、Class
3R程度までは減衰してください。
レーザー保護メガネをつけて直視しなければ3Rまでは安全とみなします。
出典「IEC 60825-1:2007」

レーザー保護メガネ 図面

レーザー保護メガネ 図面

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