LiDAR向けレーザー保護メガネ|光響
LPG-GIR-2
レーザー保護メガネとは、レーザー光用遮光保護メガネの略称であり、レーザー光から目を保護するレーザー専用のメガネです。ご使用のレーザー波長に対して透過率の低いレーザー保護メガネをご使用ください。
レーザー医療分野でも多くご利用いただいております。レーザー保護メガネもレーザーによる損傷を受ける場合がありますので、レーザー保護メガネを着用中でも、レーザー光を直接のぞきこまないでください。
特徴
- リーズナブルなレーザー保護メガネ
- 高水準の光学濃度(OD値)
- 波長・レーザーの種類に合わせて選べるラインナップ
- 保管ケース付き

他関連製品
LPG-GIR-2 の仕様
レーザー保護メガネの光学濃度(OD値:Optical Density)について
OD値とは吸収度合いを対数で示した値です。
レーザー保護メガネのOD値が高いほど、レーザー光の透過率は低くなります。
すなわちレーザー光の特定波長を遮るレーザー保護メガネは、OD値が高くなるほど目にとって安全になります。
ご使用されるレーザー機器出力に対し、保護メガネ透過後出力が1 mW以下となるOD値に対応した製品を選定下さい。
例:CW 1 kWレーザーの場合、OD6
技術データ
光学濃度(OD値) | 減衰率 | 透過率(%) | 遮へい率 |
---|---|---|---|
0 | 0 | 100% | 0% |
1 | 1/10 | 10% | 90% |
2 | 1/100 | 1% | 99% |
3 | 1/1,000 | 0.1% | 99.9% |
4 | 1/10,000 | 0.01% | 99.99% |
5 | 1/100,000 | 0.001% | 99.999% |
6 | 1/1,000,000 | 0.0001% | 99.9999% |
VLT(可視光透過率)について
VLTとは可視光の透過率を示します。
人間の目には、VLTの数値が高いほど明るく見え、低いほど暗く見えます。
レーザー保護メガネの選定ガイド
レーザー波長とレーザー保護メガネのOD値と製品型番
参考:レーザーのパワーとレーザー保護メガネのOD値
保護メガネ透過後のレーザー出力が、1 mW以下になるように、OD(Optical Density)値をお選びください。
例えば、波長1064 nmのレーザーのパワーが100 W(緑線)のとき、1 mW以下にするためには、OD値が5以上のレーザー保護メガネが必要となります。
もし、お使いのレーザーの波長が355 nm、532 nm、1064 nmの3波長ある場合は、LPG-GIが適しております。
例えば、波長1064 nmのレーザーのパワーが100 W(緑線)のとき、1 mW以下にするためには、OD値が5以上のレーザー保護メガネが必要となります。
もし、お使いのレーザーの波長が355 nm、532 nm、1064 nmの3波長ある場合は、LPG-GIが適しております。
- 波長400 nm以上のレーザーの場合、レーザー保護メガネによって、1 mW以下まで減衰させればbetter
- 波長400 nm以下のレーザーの場合、レーザー保護メガネによって、10 μW以下まで減衰させればbetter
参考:レーザー保護メガネの選定ガイドの補助図
例えば、こちらは「IEC 60825-1:2007」に基づいたレーザークラスの図です。
Class 3Rと見なされるレーザーのパワーは、青色の線で示されているように、波長によって変わります。
Class 2と見なされるレーザーのパワーは、約380 nm〜780 nmでは、1mWの一定値になります。可視光をご利用の場合はClass2以下を目安としてください。
Class 1と見なされるレーザーのパワーは、緑色の線で示されているように、波長によって変わります。
少なくともClass 3Rの青線より低いパワーになるように、レーザー保護メガネをお選びください。
Class 3Rと見なされるレーザーのパワーは、青色の線で示されているように、波長によって変わります。
Class 2と見なされるレーザーのパワーは、約380 nm〜780 nmでは、1mWの一定値になります。可視光をご利用の場合はClass2以下を目安としてください。
Class 1と見なされるレーザーのパワーは、緑色の線で示されているように、波長によって変わります。
少なくともClass 3Rの青線より低いパワーになるように、レーザー保護メガネをお選びください。
光響では、
波長400 nm以上のレーザーの場合は、1 mW以下まで減衰させればbetter 、
波長400 nm以下のレーザーの場合は、10 μW以下まで減衰させればbetterと考えております。
レーザー保護メガネ 図面