Pl(ポリイミドフィルム) 概要

特徴
  • 連続使用温度が約 200~260℃、短時間では 400℃以上に耐えるものもあり、高温環境でも性能が安定。
  • 高い絶縁抵抗・耐電圧を持ち、同時に引張強度・耐摩耗性も高い。
  • 多くの有機溶剤、油、放射線に強く、宇宙・半導体分野でも使用可能。
  • 用途 フレキシブル基板(FPC)、電子機器の絶縁フィルム、半導体製造工程用テープ、耐熱ラベル、モーター・トランスの絶縁材、航空宇宙機器の断熱・絶縁材料、MEMS・精密電子部品の基材、太陽電池・宇宙用フィルム材料

    Pl(ポリイミドフィルム)のレーザーマーキング

    フェムト秒レーザーとナノ秒レーザーの比較資料 ーポリイミドフィルムー

    Polyimidefilm

    フェムト秒レーザー(精密加工機)とナノ秒レーザー(マーカー)を使用してポリイミドフィルムにそれぞれ加工してその違いをまとめました。

    <加工した材料>
    ポリイミドフィルムHJA(品番:3-8012-02)
    厚さ:50 μm

    <加工内容>
    微小穴加工、切断加工、ザグリ加工

    ポリイミドフィルム_微小穴加工

    フェムト秒レーザーの方が、品質良く加工できている。ナノ秒レーザーの方が材料に対して熱影響が大きいため、穴形状が歪みやすい。フェムト秒レーザーは穴同士近づけても、壁をミクロン単位まで狭くできる。(画像は6 μmくらい)
    →熱の影響が少ないため、壁部分が保たれる。

    【フェムト秒レーザー】

    Polyimidefilm

    【ナノ秒レーザー】

    Polyimidefilm

    ポリイミドフィルム_微小穴加工_サイズ

    【フェムト秒レーザー】

    Polyimidefilm
    穴同士の厚みが壁。フェムト秒レーザーだと壁を狭くできる。
    (穴直径:47.4 μm 壁:約6 μm)

    【ナノ秒レーザー】

    Polyimidefilm
    (穴直径:長手 60.6 μm、短手 46.8 μm)

    ポリイミドフィルム_切断加工_洗浄前

    【フェムト秒レーザー】

    Polyimidefilm

    【ナノ秒レーザー】

    Polyimidefilm
    ※加工線の幅は加工ではなく、切断によりフィルムの伸縮で広くなっています。(倍率は同じ)

    ポリイミドフィルム_切断加工_洗浄後

    フェムト秒レーザーとナノ秒レーザーを比較すると洗浄後に大きく違いはないです。フェムト秒レーザーは洗浄前と洗浄後の違いがあまりない。
    →炭化が少ないので、フェムト秒レーザーだと洗浄不要。

    【フェムト秒レーザー】

    Polyimidefilm

    【ナノ秒レーザー】

    Polyimidefilm

    ポリイミドフィルム_ザグリ加工_四角1 mm角

    どちらもザグリ加工が可能。ナノ秒レーザーの方に若干焦げ(炭化)がみられる。①
    そのため、フェムト秒レーザーの方がポリイミドフィルムに対して熱影響が少ないです。

    【フェムト秒レーザー】

    Polyimidefilm

    【ナノ秒レーザー】

    Polyimidefilm

    微細加工事例

    上記より更に微細な加工をお求めの場合は