製品概要


周波数安定化レーザーシステム
原子冷却とトラッピング専用

インテリジェント・レーザー・システム(ILS)は、レーザーの振幅、位相、絶対周波数を高速チューナビリティで正確に制御します。このような高性能レーザーシステムは、レーザー冷却量子操作技術を産業規模で利用します。レーザー・アーキテクチャは、飽和吸収分光法を用いて原子遷移で周波数を安定化させたマスター・レーザーに周波数ロックされたスレーブ・レーザーの利用に基づいています。
INTELLIGENT LASER SYSTEMS (ILS)

図1
ILSから照射される1本のレーザービームと参照レーザーとの間の光ビートノート。数日間にわたる50 kHzの周波数安定度が測定された。周波数安定度は、ここでは時系列の実効標準偏差として定義される。
図2
2つの同じレーザーシステムから照射される2つのレーザービーム間の光ビートノート。線幅は50 kHz。線幅は、このビートノートのローレンツフィットの全幅半値幅(FWHM)として定義される。

光学特性
動作波長 780.23 nm (D2 line of 87Rb and 85Rb)
出力電力 レーザーヘッドあたり > 300 mW (原子操作に直接使用)
線幅 < 60 kHz
調整可能範囲 up to 1 GHz
掃引速度 > 250 MHz/ms typ.
偏光 30 dB typ.
ビーム品質 TEM∞ M2 < 1.1
立ち上がり/立ち下がり時間 < 1 μs
周波数安定性 < 100 kHz rms at 1 day
図3