ファイバーの端面損傷と戻り光対策

ファイバーの端面損傷とエンドキャップ

高出力ファイバーレーザーの出力端としてアクティブファイバーをそのまま用いると、ファイバーの出射端が損傷してしまうことが多々ある。そこで、ファイバの出射端に何らかの工夫をする必要があるのだが、これをエンドキャップという。

エンドキャップ用ファイバーを融着

ファイバーの端面保護のためにコアのない石英系ファイバーを融着することで、空気との界面におけるレーザー光のMFD を拡大し、出射端面の輝度を低下させることができる。エンドキャップ用ファイバーの購入を検討中の方は幣社までご連絡下さい

端面の斜めカットと端面のコネクタ化

ファイバ端面を8°にカットすることでフレネル反射を抑えることができる。また、端面にコネクタを付けることで反射防止、容易な接続、熱処理が可能になる。「端面の斜めカット」、「端面のコネクタ化」の方法が分からないという方は幣社までお気軽にご相談、ご依頼下さい

戻り光とアイソレーション

戻り光はファイバーの出射端と、レーザーが照射されている対象物から光がファイバーコアに戻ってくることで生じる。ファイバーは高利得であるため、戻り光はファイバー伝搬中に高いパワーに増幅される。その結果、ファイバーレーザーの種光源やLD、光学系を回復不能なまでに損傷させてしまう。よって戻り光を防止するために光アイソレータが必要になる。ファイバーレーザーの光アイソレータには以下の性能が求められる。

  1. 順方向の損失 0.5dB 以下
  2. アイソレーション(逆方向損失) 35dB以上
  3. 温度による損失や動作波長の変化が少ない
  4. 偏波無依存

ファイバーレーザーに最適なインライン型光アイソレータの性能の指標、各パラメーターの説明は「光アイソレータの性能」をご覧下さい。また、インライン型光アイソレータを探している方は幣社までご相談下さい。幣社のデータベースから最適な商品をご提案させていただきます。